投資をするには、目標金額を決め、計画を立てる事が必要です。
そうでなければ、何のためにお金を投資して、資金を作っているのかがわかりません。
本来、お金は使うものであり、貯めておいて終わりでは、本末転倒です。
2020年前は、老後2000万円足りないと、メディアでも報道され、私もこれを目標に投資を始めました。

お金を貯めれるだけ貯める!

でも、使わなきゃ意味ないし、楽しめない。

じゃあ、どれぐらい必要なのか計算。

50歳からと考え、10年の計画をしてみよう。
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3年が経過し、新NISAが誕生

新NISA制度も誕生し、投資の計画もそれに合わせた運用が望ましいと考えました。
いろんな制度が変わる中、それに合わせた対応をすることが大事です。
そこで3年が経過し、私の資産運用の目標を再検討しました。

新しいの優遇制度を活用しよう!(新NISAを2024年より開始)
60歳までに貯められる投資金額を考える

50代の私としては、投資資金を作りは、60歳までの10年間です。
そして60歳~70歳の10年間の、生活資金が必要資金となります。(※年金受給を70歳からとした場合)
私の場合、最低生活費は、月15万円です。(年間180万円)
では、月15万円の生活費を賄うには、どれぐらい必要なのか、投資運用での計算をしてみました。
それには、3つの選択肢があります。
※私の運用している、インデックス投資と高配当投資の2つからの考えです。

インデックスは未来へ、高配当は現在の為に投資。

投資期間と、使う期間を整理しておこう!
計画の条件を整理すると
・投資期間は、50歳~60歳の10年間。(サラリーマンの定年まで)
・使う期間は、60歳~70歳の10年間。(投資金額で生活費賄う。)
・70歳からは、年金受給を考える。(投資金額は補助で賄う。)
投資運用資金→残すor残さない

計画をする上で、投資資金を残すのか、残さないのかを考える必要があります。
運用資金を残す場合 → 利益つまり高配当は配当金、インデックス投資は4%取り崩し
取り崩しの場合 → 年数で割って使う。(例えば10年で使うなら、10年で割る)

インデックス投資は、4%で取り崩せば、資金が残る確率が高い。
10年間の投資運用(3択)

資金を残すor残さないの考えを踏まえ、年間180万円を受給するための、投資金額は次の通りです。
ここでは、投資で貯めた資金の使い方として、3つの選択肢を基に、2つの事例に当てはめてみました。
事例1→資金が0の場合
使い方 | 必要金額の計算 | 月々積立金額 | 備考 |
利益 (資金残す) | 4,500万×0.04=180万 | 10年×32万/月=3,840万 (運用後、45,226,709円) | 運用資金が残る |
取り崩し (資金崩す) | 1,800万÷10年=180万 | 10年×13万/月=1,560万 (運用後、18,373,315円) | 運用資金が残らない |
利益と取取り崩し (資金半分残す) | 1,500万×0.04=60万 1,200万÷10年=120万 | 10年×19.5万/月=2,340万 (運用後、27,560,003円) | 運用資金が半分残る |
※利益・配当は全て4%で計算 残す場合→投資金額×4% 崩す場合→投資金額÷使用年数(ここでは10年)
もし、資産が0円で、投資スタートであれば、少々どのプランも無理だと思えます。
しかし、50歳以上ともなれば、少々の余剰資金はある人も多いと思われます。
例えば、1000万・1500万ぐらい、資金があるとすれば、10年投資で結構可能な金額となります。
事例2→資金が1500万円ほどあった場合
使い方 | 必要金額の計算 | 月々積立金額 | 備考 |
利益 (資金残す) | 4,500万×0.04=180万 4,500万-1,500万=3,000万 | 10年×21.5万/月=2,580万 (運用後、30,386,674円) | 運用資金が残る |
取り崩し (資金崩す) | 1,800万÷10年=180万 1,800万-1,500万=300万 | 10年×2.2万/月=264万 (運用後、3,109,282円) | 運用資金が残らない |
利益と取取り崩し (資金半分残す) | 1,500万×0.04=60万 1,200万÷10年=120万 2,700万-1,500万=1,200万 | 10年×8.5万/月=1,020万 (運用後、12,013,303円) | 運用資金が半分残る |
※利益・配当は全て4%で計算 残す場合→投資金額×4% 崩す場合→投資金額÷使用年数(ここでは10年)
結構現実的に貯められる数値になってきます。
ただ、利益のみ(資金残す)方法は、相当厳しいですね。

あくまで、計画だから、あまりガチガチに考えすぎないようにしたい。

事例2なら、逆に言えば8.5万/月以上貯める必要はない。

そうだね。高齢になれば時間もないから、楽しむ事を第一に!
まとめ
今回は極力、投資で補填することを考え、シュミレーションしてみました。
勿論、未来の事は、解らないので、シュミレーション通りに、行かないとは思いますが、備える事は、重要となります。
私としては、利益と取り崩し(資産半分残す)の方法を、選択したいと考えています。
しかし、余剰資金がそこまで用意できなければ、勿論そこまで無理はしません。
50歳を過ぎた私は、今を楽しめなければ、意味がないので。
しかしながら計画することで、どこまで貯めればいいのかという数字が、ハッキリしてきます。
逆に言えば、この金額以上あるようなら、娯楽(浪費)に使うべきです。
そのあたりは、運用しながら経済等の進捗も含め、考えていく事となります。未来の事は誰にもわからないので。