債券投資とは、国や企業にお金を貸すことです。
債券と株式の違い

投資では、攻めの投資が株式となり、守りの投資と呼ばれるものが債券に当たります。
株式は、企業に対しお金を出資しますが、返す義務はありません。
債券は、企業に対しお金を出資しますが、満期に返す義務があります。
また、債券は金利が上がると値下がりし、金利が下がると値上がりする動きをします。
債券の種類


債券の種類として代表的なものが、次の2つになります。
国が発行する国債
企業が発行する社債
他にも、地方債・特別債・地方公社債・金融債・外国債 などあります。
短期債・長期債の違い

償還(借りを返す)期間の長さにより、短期・中期・長期とわかれます。
国債では、短期債(1年以内)中期債(1年以上5年未満)長期債(5年以上10年未満)となります。

短期債は、値動きがマイルド

長期債は、値動きが激しい
短期債券→利回りは低い
理由:短期は信用度が高い(今後の予想が付きやすい)
値動きが緩やか→インフレに強い
長期債→利回りが高い
理由:長期は信用度が低い(今後の予想が付きにくい)
値動きが激しい→インフレに弱い
米国債券ETF(短期・長期)

米国債券ETFは、米国のいろんな債券に分散投資されていて、また株式のように値動きがあります。
値動きがある為、国債や社債単品購入と違い、売買のタイミングで損得が発生します。
※単品購入の場合、満期に元金が戻ってくる。
ここでは、米国債として短期・長期の代表商品に触れます。
BSV→米国短期債ETF→値動きが安定している
リスク範囲(ここ10年間)-1.41%~2.21%
AGG・BND→長期・中期・短期の米国債券に幅広く投資しているETF(総合的)
→短期債券より、値動きがある
リスク範囲(ここ10年間)-4.07%~3.99%
TLT→米国長期債ETF→株式並の値動き
リスク範囲(ここ10年間)-18.0%~8.20 %
まとめ
手始めとしては、総合的(短期~長期に幅広く分散)のAGG・BNDが良い。
どこまでの、リスクまでを取る事ができるかが、商品選びのポイントとなる。
※リスクとリターンは表裏一体
債券を取り入れる事の最大のメリットは、株式の値動きと逆の動きをする為、自分のポートフォリオに入れる事で、全体の値動きがマイルドになる事です。
今回は、米国債券ETFについてでしたが、米国以外の債券商品として、BNDXの商品も分散という意味では、効果があると思います。